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天龍八部 人物紹介その1

*この人物説明は、2004年央視版(中国中央電視台)の連続TVドラマを元に、ネタバレしない程度に原作の内容を加味して書いています。
*登場人物は、ほぼドラマの登場順にとりあげています。
*顔写真と人物相関図、あらすじをみたい方は、チャンネルNECOさんの特設ページをご覧下さい。
*本国の本家サイトはこちら
*原作を読みたい方は、徳間書店から発売されている単行本をどうぞ♪
*チャンネルNECOを見られない方でも、レンタルDVD/ビデオで見ることもできます。
*DVD/ビデオの購入は、マグザムさんのページへ。
*人物説明にはかなり個人的見解が入っています。もし記載事項(漢字など)に間違いを見つけられたら、掲示板でもメールでもお知らせ下さいm(__)m

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★ 予備知識「天龍八部の国と民族について」 → 一度トップに戻ってからおこし下さいね!

★まずは主人公4人です。

1)主人公1 簫峯(しょうほう)
当初の名は喬峯(きょうほう)。
遼国の契丹人・簫遠山(しょうえんざん)の遺児。宋人の喬三槐に漢人として育てられた。
丐幇の幇主となるが、出生の秘密を暴露され追放される。
(射G英雄伝の、洪七公の何代か前の幇主になります)
「北の喬峯、南の暮容」と称えられる英雄豪傑。酒豪でもある。
武術はもちろん、降龍十八掌!!

2)主人公2 段誉(だんよ)
雲南大理国の皇弟の一人息子。世継ぎの皇子様。
気は優しくて、腕っ節はからっきしだけど義侠心あふれるお兄ちゃん。武芸を習うのが嫌で家出中。
射G英雄伝の「南帝」こと一灯大師(段皇帝)は、この段誉くんの直系の子孫です。
家伝の武芸は、もちろん一陽指♪
ひょんなことから逍遙派や、家伝の奥義を身に付けてしまう。
凌波微歩(りょうはびほ)を使う姿は、かなり笑えます。

3)主人公3 虚竹(こちく)
少林寺で育てられた真面目で純朴な青年僧。
変な人々と関わったために、あんな目にあったりこんな目にあったり、ついに還俗するはめに・・・。
天山童姥と深い関わりを持ちます。後半からの登場。
簫峯、虚竹、段誉の三人は、後に義兄弟の契りを交わします。

4)主人公4 暮容復(ぼようふく)
姑蘇 暮容家(こそ ぼようけ)の若様。
滅亡した燕国の王家の末裔。燕国復興の大望を持っているが、なかなか見込みのない現状に苛立っている。
段誉に対する暮容復は、郭靖に対する楊康みたいな感じでしょうか。
ドラマでは最初から登場しています。(欧陽克をやってた修慶さんです)

★次は、1〜2話に出てきた人を順番に。

5)簫遠山(しょうえんざん)
遼国の皇太后の親族の一族。契丹人。ドラマで冒頭に出てくるスキンヘッドの人。
雁門関で宋人に襲われ、妻を殺される。幼い息子を投げ上げ、妻の亡骸を抱いて崖下に身投げする。
その赤子の30年後の姿が、簫峯である。

6)汪剣通(おうけんつう)
丐幇(かいほう)の幇主。簫峯に幇主の地位を譲りたいと思っている。
簫峯の武芸の師匠で、出生の秘密を知っている。
演じるのはプロデューサー・張紀中氏。

7)康敏(こうびん) 又は馬夫人
丐幇の副幇主である馬大元の妻。”男はみな私の魅力のとりこよ”オーラびんびんの妖女。
自分に興味をもたなかった簫峯に復讐しようと企む。
アップにしすぎでは?(笑)

8)白世鏡(はくせいきょう)、全冠清(ぜんかんせい)、馬大元(ばたいげん)
白世鏡は公明正大で知られる丐幇の長老。「執法長老」。髪も髭も白い爺。
全冠清は野心家の丐幇の一門の舵主。陰謀をたくらむ。
馬大元は、ほとんど妻にくわれっぱなしの丐幇の副幇主。若い喬峯が幇主になっても気にしない。
この他の丐幇の長老たちは、また後ほど。

10)悪貫満盈(あくがんまんえい)
四大悪人の長兄。深い内力を用いて腹話術でしゃべる人。
足と口が不自由であるが、一陽指の達人。
本名は段延慶(だんえんけい)といって元・大理国の皇太子だった。段皇帝と段パパの従兄弟にあたります。
1話で簫峯にケンカうってたおじさんです。重要人物。


11)鍾霊(しょうれい)
甘宝宝(かんほうほう)の娘。閃電貂(せんでんちょう)という猛毒のテンを飼っている。
天真爛漫な少女で、段誉と知り合ったため左子穆(さしぼく)の捕虜になる。
16歳。

12)甘宝宝(かんほうほう)
鍾万仇(しょうばんきゅう)の妻、鍾霊の母。秦紅綿(しんこうめん)の妹弟子。
段誉のパパ・段正淳の愛人ズの1人。
今は人妻として貞操を守っているが、夫の嫉妬心と独占欲の強さに閉口気味。

13)鍾万仇(しょうばんきゅう)
万劫谷(ばんこうこく)の主。二つ名は馬王神。
妻が昔の愛人・段正淳のところへ戻るのではないかという恐怖から、段姓の人が谷に入ることを許さない。
妻にぞっこんの、頭にターバンを巻いたおじさん。

14)左子穆(さしぼく)
ケンカの途中におぼっちゃま段誉に邪魔されて、あげくは閃電貂に噛まれた人。無量派の掌門。
霊鷺宮(りょうじょきゅう)の天山童姥(てんざんどうぼ)に支配されている。

15)木婉清(ぼくえんせい)
秦紅綿(しんこうめん)の娘だが、実母とは知らずに師匠と信じている。
いつも顔を隠しており、男に顔を見られたら殺すか結婚するという誓いを立てている。
乱暴で激しい気性だが腕は立つ。実は世間知らず。
武芸ができないくせに義侠心旺盛な段誉に心惹かれるが・・・。18歳。

16)平婆婆(へいばば)
1〜2話で木婉清を襲った刺客。
婆と言っても年寄りではなく、おでこの出た30〜40代ぐらいの女性です。王語嫣ちゃんのママ・王夫人の侍従。
木婉清が師匠の命で王夫人を殺そうとしたため、追ってきた。

17)南海鰐神(なんかいがくしん)
四大悪人の三番目だが、三番目なのが不服で始終ぶつぶつ言ってる。
「岳老三」と呼ばれると怒って「岳老二」だと言ってみたり(笑)
残忍だけど単純で憎めない部分もあり、悪人なのになごめます。
この作品では数少ないお笑い系です。(周伯通とか桃谷六仙みたいなの〜)
茶髪のトサカにライオンのように茶髪が顔の周りをおおってる、妙ちきりんなおっさん。

18)王語嫣(おうごえん)
本作のヒロインの1人。
王夫人の娘で、暮容復の従姉妹。
段誉に一目惚れされ熱愛されるが、一途に暮容復を慕い続けている。
武術はできないが、たいていの技を見分けることが出来る武術の生き字引。

19)包不同(ほうふどう)20)風波悪(ふうはあく)
姑蘇の暮容家の家臣。暮容家の若様・暮容復にくっついている。
口が悪くて揚げ足取りばっかりしてるのが包不同、ケンカっぱやいのが風波悪。
ドラマではあごひげのある方が包不同、ない方が風波悪。
しょっぱなから平手打ちで笑いをとってくれてましたが、包不同も憎めないお笑い系です。

★ 続けて3〜4話に出てくる人。

21) 葉二娘(ようじじょう)
四大悪人の二番目。
赤子をさらってきては殺すという嬰児殺しとして恐れられている。二つ名は「無悪不作」。
ドラマでは、額に青い縦筋があり、横髪を長く垂らした女性です。
実は悲しい過去が・・・。

22)雲中鶴(うんちゅうかく)
四大悪人の四番目。
女好きで女に目がない色魔。軽功の達人。笑傲江湖の田伯光とは違って、性格も悪い。
南海鰐神としょっちゅうぶつかっている。

23)巴天石(はてんせき)
大理国の大臣。お供ズの1人(護衛ではなくって高官)。
青い服を着てあごひげのある人。軽功の達人で腕がたつデキル男。

24)チョ万里(ちょばんり) *チョの字=猪の字の左側を衣偏に変えたもの。
大理国お供ズの1人(護衛)。
緑色の服を着て、大柄、口ひげとあごひげのある人。
笑傲江湖で、嵩山派の陸伯をやってた方ですね(ちょっとファン♪)。
武器として鉄の釣棹を使う。

25)朱丹臣(しゅたんしん)
大理国お供ズの1人(護衛)。
口ひげがあり薄いブルー系の服を着た人。最初に段誉に「朱兄貴」と呼ばれていた。
判官筆を使う。

26)刀白鳳(とうはくほう)
段正淳(だんせいじゅん)の正妻で、鎮南王妃。段誉のお母さん。
夫の女好きに耐えかねて出家した。道号は玉虚散人。
夫を愛しながらも信じ切れない。漢族ではなくタイ族。
手首に赤いアザがある(←伏線です)。

27)段正淳(だんせいじゅん)
大理国皇帝の弟で、鎮南王。兄に子がないため皇太弟となる。段誉のパパ。
いつもいつも、目の前にいる女性に誠実に愛情を注ぐことができる天性の女タラシ。
愛人達が今でも心の底では彼を愛し続けてるのは、それだけの魅力があるということなんでしょう。
その女性遍歴が、多くの事件の原因を作っている困った人。

28)段正明(だんせいめい)
雲南大理国の皇帝。保定帝。
子どもがないため、甥の段誉を世継ぎとしてかわいがっている。
皇帝ではあるが、江湖の武術家としても知られている。
後に天竜寺で出家し、法名は本塵(ほんじん)と名乗る。
段家家伝の一陽指を使いこなす。

30)秦紅綿(しんこうめん)
段パパの愛人ズの1人。甘宝宝の姉弟子。
「修羅刀の秦紅綿」として知られている。
気性が激しく、娘の木婉清を親と名乗らずに育てあげた。
段正淳の妻と他の愛人達を殺そうと思っていた。


★次は5〜6話に出てくる人です。

31)黄眉(こうび)
粘花寺の僧。段正明の友人である。
段誉を救うため、悪貫満盈との碁勝負に挑む。
金剛指の使い手。

32)暮容愽(ぼようはく)
暮容復(ぼようふく)のパパ。
蘇州の姑蘇暮容(こそ ぼよう)家の元当主。
数年前に亡くなった(とされている)。
燕国の復興のために手段を選ばず、数十年前から数々の陰謀を企む。
暮容家の家伝の武術は、相手の技を持って相手に返す、というもの。
だから、腕の立つ達人が自分の得意技で殺されていたら、きっと暮容家の者にやられたに違いない、と思うわけです。

33)枯栄大師(こえいだいし)
天龍寺の長老。
天龍寺は大理の段家の菩提寺であり、段家出身の者が多い。
段正明の出家を許す。

34)本因(ほんいん)、本観(ほんかん)、本相(ほんそう)、本参(ほんさん)
天龍寺の高僧たち。本因が現在の方丈である。
長老と本塵(段正明皇帝)を加えた6人で、伝説の奥義である「六脈神剣(ろくみゃくしんけん)」の取得を試みる。

35)鳩摩智(くまち)
吐藩(トパン、つまりチベット)国の国師である高僧。護国法王。
チベット僧らしい格好をした目つきの怖い親父。
博識で武術にも造形が深く、チベット以外の武術全てを身に付け、滅ぼそうという野望を持っている。
手始めに、大理国の伝説の奥義「六脈神剣」に目をつけ、天龍寺を襲う。



★次は7〜8話に出てくる人です。
7〜8話では、ようやく王家のお嬢さん・王語嫣ちゃん、暮容復(丐幇スタイル)、平婆婆、
包不同の4人が段誉とまともに関わる形で登場してきます。説明は顔見せの1〜2話で書いた通りです。

36)阿碧(あへき)
暮容家の侍女の1人。音楽が得意。
最初に段誉と鳩摩智を見つけた少女。名前の通り「緑」がシンボルカラー。
実は主人の暮容復を慕っている。最後まで主人に誠実に忠実に尽くす。

37)阿朱(あしゅ)
本作品のヒロインの1人。(やっと登場!)
暮容家の侍女の1人。変装の達人、口達者で機転がきく。
阮星竹(げんせいちく)の娘で、生き別れの妹・阿紫(あし)がいる。
孤独のさなかにある簫峯と心を通わせ、誠実に彼を愛するのだが・・・。
シンボルカラーは名前の通り「赤」。

38)王夫人(おうふじん)
曼荼山荘(まんださんそう)の主。王語嫣の怖いママ。
男嫌いの偏屈で、許可無く敷地に入った男の手足を切ると決めている。
段パパの愛人ズの1人。椿を愛好するのには理由あり。
夫の王氏が、暮容復の母と姉弟であり、暮容家とは親戚だが、甥である暮容復を嫌っている。

39)姚伯当(ようはくとう)、司馬林(しばりん)
姚伯当は、雲州秦家塞(うんしゅうしんかさい)に住み、五虎断門刀で名が知られている。
弟弟子が自分の技で殺されたため、暮容家を犯人と疑う。
司馬林は青城派(せいじょうは)、雷公轟(らいこうごう)を使う。
父が自分の技で殺されたため、暮容家を犯人と疑っている。



★9〜10話で出てくる人物です。多いです^_^;
まずは丐幇の長老たちですが、以前に紹介した人も含めて、改めてご紹介。

40)全冠清(ぜんかんせい)
喬峯(簫峯)を幇主の地位から引きずり落とすことに命かけてる野心家のおっさん。
大智分舵の舵手。智恵が回り口達者で、数々の陰謀を企む。まぎれもない悪役の1人。

<全冠清に騙されて軟禁された二人の長老>
8)白世鏡(はくせいきょう)
1話で登場ずみ。執法長老、公明正大な裁き役で、喬峯(簫峯)とも親しい。
全冠清に騙され、軟禁される。

41)項長老(こうちょうろう)
伝功長老。
簡単に口説き落とせない相手と思われ、全冠清に騙され白世鏡と共に軟禁された。

<全冠清の口上を信じて、謀反に参加する四大長老>
42)奚長老(けいちょうろう)
四大長老の1人。外家拳の使い手。
喬峯(簫峯)とはあまり親しくなかったため、謀反に参加する。黒髪で髭が長い。

43)陳長老(ちんちょうろう)
陳孤雁。四大長老の1人。毒サソリを使う。
酒で羽目を外すことはなかったため喬峯(簫峯)とは気が合わなかった。謀反に参加する。
「射G英雄伝」で江南七怪の全金発(六師父)を演じておられた人です

44)宋長老(そうちょうろう)
四大長老の1人。灰色の服を着た白髪の爺。謀反に参加する。

45)呉長老(ごちょうろう)
呉長風。四大長老の1人。顔が大きく、茶色い服を着た人。謀反に参加する。

<さらに別格の大長老>
46)徐長老(じょちょうろう)
大長老。一代前の長老ですでに引退している。
喬峯(簫峯)の出生の秘密を知っている。積極的に喬峯(簫峯)追放しようとする。

47)張全祥(ちょうぜんしょう)
全冠清に命ぜられて、白世鏡と項長老の二人を軟禁した。

48)趙銭孫(ちょうせんそん)
ロバに後ろ前に乗ってる変なおっさん。
雁門関の闘いの生き残りで、簫遠山に殺されかけ逃げ延びた1人。
それ以来“生ける屍”のごと くふぬけになり、妹弟子の譚婆のこと以外はどうでも良くなった。
事情を知るものとして呼び出される。
自分のことを生ける屍と自嘲して割り切ってるところがなんとも・・・こういう人っているよね〜〜。

49)譚婆(たんば)
小娟(しょうけん)。趙銭孫の妹弟子、譚公の妻。ふっくらした剛毅なおばさま。
雁門関の事情を知る者として、夫と共に呼び出される。

50)譚公(たんこう)
太行山に住む武林の名うて。譚婆の夫。妻とともに呼び出される。

51)単正(ぜんせい)
泰山の豪傑、公正なことから判官と呼ばれる。5人の息子は泰山五雄と呼ばれている。
馬夫人に泣きつかれ手を貸す。目つきが怖い。

52)智光大師(ちこうだいし)
天台山の高僧。
30年前に雁門関にて簫遠山を襲撃した生き残りの1人。
後に襲撃が人違いの誤りであったことを知り、それ以来、罪の意識に苦しめられてきた。
襲撃の「頭」の人物の名前を明かさない。
 
53)苦玄(げんく)
少林寺の36代の僧侶。
狼に襲われた幼い喬峯(簫峯)を救い、彼に武芸を教えた師父でもある。
本人は12話で登場。

54)赫連鉄樹(かくれんてつじゅ)
西夏国一品堂の首領。実は1話から登場しています。
中原の武林界の制覇のため、丐幇の支部つぶし攻撃をかけている。
「悲酥清風(ひそせいふう)」という全身に力が入らなくなる毒を使用する。


 ★11話以降は、その2のページをご覧下さい。 
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